万有回

主に趣味の読書について綴っていければと思います。「昭和の残り滓」といわれる世代。

県庁食堂の味噌ラーメン

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  じつは、数日前に夏風邪を引いてしまった。鼻水と咳が止まらないうえに、39度近い高熱に魘されるという悪循環に陥ってしまう。しかも、忙しい時期で深夜まで残業する日もあったりして、絶対に休めない状況だった。

 そういう状況にあって救われたのが、食堂の味噌ラーメン、450円也。ふだんは昼食はモアロクリームというパンをつまむだけなので庁舎内の食堂は利用しないけれど、栄養を摂って精をつけたほうがいいと同僚から言われ、頻りに食堂へ通うことになった。(さすがに毎日行くのもあれなので、きょうはパンで良いですよと言うのだけれど、なかば強引に連れていかれ……)(周りを見回すと、同行した同僚を始めとして冷やし中華を食べている人の多さたるや。そりゃあ、確かに暑いですもんね。マスクを外して、ラーメンが伸びるのも気にせずに写真撮影をしている私のほうがよっぽど怪しいですね……。)

 不思議なことに、この味噌ラーメンを食べると鼻水が止まり、喉の調子も回復するのだった。驚くべき効能である。どこに秘密が隠されているのだろうかと思うが、おそらくこの味噌スープがミソなのかもしれない。(ダジャレ) 甘口でコクのある味噌スープが滋味深く、その味わいにしみじみと魅せられてしまう。なんというか、味噌ラーメンというより、巨大味噌汁と野菜炒めが合体したイメージ。

 高齢のお母さんが作ってくれるこの味噌ラーメンは、ある意味「実家の味噌汁」と同じくらいの存在感を放つ。プロのラーメン店主が拵えるような「完成された一杯」とは全く異なるものだが、何ともいえないしみじみとした滋味深さがある。低価格に見合わず野菜を多く使っていただいていたり、スープの熱さも火傷しない程度に調整してくださっていたりと、本当に細やかな気遣いがありがたい。甘辛いそぼろの味付けが絶妙で、野菜や細麺と絡めて啜ると美味しく、スープにもとてもよく合う。癒しの一杯を提供してくださることに感謝したい。

 ちなみに、夏風邪は未だ治らず、現在進行形。良くなっている、気はする。味噌ラーメンのおかげ。