万有回

主に趣味の読書について綴っていければと思います。「昭和の残り滓」といわれる世代。

漢検1級を受験してきた

 今日、漢検1級を受験してきた。英検1級と漢検1級を取ることを個人的に目標としているのですが、英検1級の方は昨年合格したので、現在、漢検1級に挑んでいるところ。

  漢検1級を初めて受験した感想としては、過去問から想像していたよりもハイレベルだったということ。実は前半を解いているうちは割と手応えがあったけれど、後半になるにつれて、更に難易度が上がっていったように思う。特に最後の文章題では、田山花袋「熊野飛行」、服部撫松「東京新繁昌記」とともに)頼山陽日本外史」からの出題ということで、幕末まで遡るのかと驚きを禁じ得なかった。(文章題の最初の書き問題、「百川の大海にチョウソウするが如く」なんて誰か解けた方いらっしゃるのだろうか……。正答率を知りたいところですよね。)

  自己採点の結果、(一)の読みは23/30点、(二)の書きは32/40点など概ね8割弱をマークすることができたが、合格ラインぎりぎり。前半でこれしか解けないと、まだまだ及ばない。その後が問題で、後半の出来が悲惨なほどダメだった。採点するにつれて、どんどん凡ミスが増えていった。たとえば、「賽」を「塞」、「轆轤」を「輾轤」、「閻王」を「鴛鴦」などと書き誤る失態を犯してしまった。四字熟語は、10問中4問しかできなかった。(合っていたのは、「薏苡明珠」「風声鶴唳」「跳梁跋扈」「朮羹嫋嫋」の4問のみ)文章題も殆ど分からなかった。

 奇跡的に解けたのが、音訓。「偃す」「麤い」「閼ぐ」などは、2004年度の漢検1級問題集(新星出版)に載っていたおかげで上手くカバーできた。「馳騁」の漢字を無事に書けたのも、三略の文章題に載っていたおかげだった。(この語を見ると、水カンの「メロス」のMVにある内モンゴルの風景を想起してしまう……。)それと、今回書き問題で出てきた「覊束」「噬臍」については、過去問を見返したところ、平成11年度第3回の試験では読み問題として出されていた。今後、未着手の問題に取り掛かることと、愛用している白川静の『字通』を深めていくことが当面の課題。

 仕事で余り時間が取れなかったりして……、といっても仕事で忙しいのは誰しも皆同じなので、言い訳に過ぎない。残された時間を有効活用しつつ、次はリベンジしたい。